新築テナントビルの2フロアーを使って開業された歯科医院のインテリアデザインです。上階には主に受付と待合室、スタッフルーム、下階には4つの診察室とレントゲン室。

 

歯科医院の特性から患者様が椅子やユニットに座る時間が長いため、座った姿勢からの見え方を意識し、特徴的な3種類のタイルを貼った腰壁(壁の高さ1.1mまでの部分)をもつデザインとしました。診療室はメンテナンス性が高く、汚れの目立たない黒の磁器質タイル、通路は視覚効果で広く、明るく感じる白の磁器質タイル、待合室は落ち着き、安心できる空間とするため、特注で製作した木のタイルを使用。上下階で分断される空間をタイルの大きさ、貼り方を統一することで連続性を生み一体的な空間に感じとれるデザインとしました。